逆浸透膜はアメリカで将来の水不足解消を目指し、海水を真水にするという名目で開発されました。その圧倒的な浄水能力と水質維持能力は家庭用浄水器にも使用されるようになり、小型化と低圧力で造水できるように開発されてきました。30年ほど前に日本に来た逆浸透膜浄水器ですが、まだまだ日本には浸透していません。最近ではウォーターサーバーで利用されているRO水がそのまま家庭で作れる逆浸透膜浄水器の魅力をご紹介いたします
米国における家庭用逆浸透膜浄水器の普及率は約70%といわれています。韓国や台湾でもそれに迫る勢いで普及が進んでいます。日本では「まだ水道水が飲める・おいしい」と言われているのが現状ですが、実際のところ、各家庭で飲料水にお金をかける方は増えてきています。それほど水道水を美味しくないと感じている人が多いということが分かります。逆浸透膜浄水器も一昔前に比べると、日本での普及率も少しずつ増え、コストパフォーマンスやお水の美味しさ、安全性を知る方が増えてきています。
逆浸透膜=RO膜
RO膜の孔のサイズは100万分の1mm。これより大きい物質は膜を通過できません。最近では放射能のヨウ素やセシウムなどでも話題になりましたが、これらの大きさは0.0005μほどで、RO膜の孔よりも大きいため通過することができません。さらに、RO膜の特性である、RO水と膜を通過できない不純物を外部に流すことで長期間の水質維持を実現しています。
活性炭は残留塩素、悪臭、味などの浄化に効果があります。今現在では、中空糸膜と活性炭を組み合わせた浄水器が主流となっています。しかし、イオン領域(0.001μ以下)の物質のろ過は不可能です。
RO膜と他浄水器の比較
下記の汚染物質の他に、ベラスアクアの逆浸透膜浄水器ではRO膜の前後に配置した前処理・後処理の活性炭フィルターにより、水中に溶解する有機化合物の98%以上を除去します。主なものはクロロフォルム(THM)、リンデン(殺虫剤、除草剤)、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンです。
逆浸透膜=RO膜
逆浸透膜浄水器ではどのメーカーもRO膜のみで浄水しているわけではありません。基本的に、RO膜の性能を最大限に活かすために前処理・後処理フィルターを使用して構成されています。べラスアクアでは下記の4本構成により、水道水や井戸水の不純物を最大限除去し、さらに性能を維持させる構成となっています。ご要望により4本目のフィルターをイオン交換樹脂フィルター(DIフィルター)に変更することによりさらに制度の高いRO水にすることや井戸水や地下水など、不純物が多い場合に本体に入る前に前処理フィルターを追加で付けることも出来ますのでご相談ください。